ノトニクル

ノトがベトナムのどこかをうろつきます。

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帰国のドタバタ

   

帰国日がなんとなく決まったのが帰国1年前。帰国10か月前か何をやらなければいけないか洗出しを始めた。前後関係が全く分からず模索しながら進めた。以下はそのときの記録である。

渡航準備計画まとめ。前後関係がある↑

飼い犬の輸出入手続きの巻:

うちはベトナムでコーギーを飼ったので、当然この犬も連れて帰るのだけど、帰国準備タスクの中で“犬の狂犬病抗体値検査と証明書の取得”が一番リードタイムが長く、最低7か月はかかることが判明した。マイクロチップを入れてから1回目のワクチン、1か月以上の期間を空けて2回目のワクチンと採血、その血液を指定機関に送って抗体値証明書を受領する。それを日本への入国の書類に使う。

帰国が2022年2月予定でそこから逆算すると、7月中には血液採取まで終えなければならなかった。6月にマイクロチップと1回目のワクチンを無事接種したが、その後コロナのロックダウンにより区を跨ぐ移動が制限されて、対応してくれていた動物病院が閉鎖してしまった。いつまで経っても再開する気配がなく、このままだとロックダウンになって永遠に採血出来なくなる危険性があったので、しょうがなく近くの動物病院にロックダウンギリギリにかけこみ2回目のワクチンと血液採取を行った。なにも問題なく終わったけれど2回目のワクチンと血液検査で合わせて11.5M(6万円弱)もかかった。1ヶ月半くらいで結果が来て、犬ワクチンとマイクロチップはとりあえず第一段階はクリアした。

 

まさかの中途採用試験受験の巻:

私は日本採用の現地特定社員という枠で入ったので、厳密には東京本社所属の社員ではない。それで異動という扱いだと思っていたら社内的には中途入社の扱いになるそうで中途採用試験を受けなければならないとのことだった。これまで辛い立場で冷や飯食ってがんばってきたのに、そんな冷遇あるか。日本にいたらソッコー転職活動するけれど、このコロナ禍の大移動、スポンサー探しも大変だし、この年で転職して人間関係再構築も辛い。というわけでしょうがなく嫌々試験を受けることにした。とはいえ丸腰で挑むようなことはしない。案内メールをググってどのタイプの試験か調べる。言語、非言語、玉手箱、性格診断が出るようだ。建付けは異動なので落ちることはないとはいえ、点数が低かったら給与を下げる口実に使われるかもしれない。敵は本社にあり。

Kindleでテキストを3冊くらい買って、二週間くらい結構みっちり勉強した。結構普通に難しくて、焦って一生懸命勉強した。勉強しながら、私の6年間の貢献に対するこの仕打ちはなんだともんもんとした思。実際現地採用じゃないし駐在だし成績も良かったのに。変なことされたら労基にチクってやると思いながらコツコツと勉強した。

私は文系で算数数学が大の不得意なので、きっちり勉強して挑んだ。だから非言語系はある程度できたような気がするけど、なめてかかった文章問題と性格診断が散々だった。その話を友人にしたら「性格いいコンサルなんていないから大丈夫」と励まされた。確かに。

ちなみにこの後職務履歴書も提出させられた。どんな罰ゲームなのか、嫌がらせなのじゃないかと本気で思ったが、もう少しの辛抱だから頑張れと異動先スポンサーに励まされて粛々とこなした。とはいえスポンサー側も中途で人探すの大変だし紹介手数料高額だからな、ハズレクジも多いし、私を励まして確実にひっぱれたほうがラクだもんな。よっぽど競合他社にも送ったろかとも思って実際にCV登録したりしたらエージェントから沢山メールが来て面倒になった。やはり転職の煩わしさが勝ち、最後の手段にしようと気持ちをおさめて職務経歴書を本社に納品した。

この記事を書いている本日、日本に帰任して既に3か月だが、いまだに合否連絡はこない。何点だったのかも教えてくれない。本当にあれはなんだったのか。意外とガチで給料算定に使っていたのだろうか。

 

家探しの巻:

2月に帰国するために、11月半ばくらいから家探しを始めた。2月と言えば引越し佳境シーズンだから、12月中くらいに探さないと良い物件が見つかりにくくなる。いつも大手で探していたけれど営業員があまり地元のことを知らない印象が強かったので、今回は地元密着型で地元のことに詳しそうな不動産屋をググって探して問い合わせた。めちゃくちゃレスポンスが早くて日本に帰ってきた感ある。コロナで一時帰国も出来ないので全てリモートでやりとりを行う。LINEとteamsを駆使する。中型犬あり、外国人配偶、住民票なしと条件きつめで、適当な物件が見つかるのか不安しかなかったが、外国人配偶者や海外駐在のため住民票なしは事例としては少なくないらしく、意外と問題にならなかった。それよりも”中型犬”でひっかかってしまう。2週間くらいたったある日、担当の営業員さんが頑張って交渉して、「中型犬は不可だがコーギーはOK」でなんとかオーナーと話付けてきたとのことだった。なぜピンポイントでコーギーなのか。中型犬の一番最初に出てくる犬種がコーギーであるのに。グレーが過ぎる。それにうちのコーギーは15kgもあってデカい。なぜこんなにデカくなってしまったのか謎だが、うちの歴代犬は軒並みデカく育ったので、親のDNAのカスを吸い込んでデカくなったのでは説がある。とはいえオーナーがコーギーOKと言うなら断る理由はない。入居後デカい犬がいるとクレーム来たら・・・戸建買おう。

というわけでコーギーOK物件の内見の手配をしてもらうことになった。 一時帰国できないので、営業員さんに現地へ行ってもらい、スマホでビデオ通話して内見する。すごい時代になったもんである。そのうちVRで内見とかあたりまえの時代になるのではないか。

なかなかいい部屋で申し込みに移る。管理会社審査、保証会社の審査、オーナー審査やらがあるらしい。住民票なし保証会社利用など制約が多くて大丈夫かかなり不安だったが、うちの親会社の親会社(二親等)が誰でも知ってる国営大企業で、社会保険証にその名称がついている。それを見た営業員が言う、「なら大丈夫です」。”なら”は余計である。

親戚の威厳は絶大で水戸黄門の印籠のように輝いていた。会社の人に聞いたら、家のローンの時も同様だったらしい。理不尽にブチぎれて辞めなくってよかった。

結局無事審査も通って、予定より早く契約の手配となった。入居3か月前から家賃支払いが発生してしまうがしょうがない。1月以降は見つかりにくいと不動産屋に不安あおられているが割と本当だと思うし、見つからなかったときがやばい。渡航の2022年2月時点では、ベトナムから日本への入国は公共交通機関使用禁止で2週間自宅隔離かつGPSつき行動制限となっており、家が見つからなかったからといって好きにホテルに泊まれるわけではない。かといって東京に親戚がいるわけでもないし、犬も幼子もいる。時期も2月と最も寒い時期であり、確実に暖房のきいた固定住居を帰国前に手配しなければならない。そのリスクを家賃3か月分で解消できるなら背に腹は代えられない。実際コーギーで無理矢理話通してくれる不動産屋もそうそうないだろうし。ちなみに経費でカバーされないので基本自腹で、会社は手当として補てんしてくれるが全額ではない。私なんか来たくてベトナム来たので、多少自腹でもしょうがないなと思うところはあるけれど、他の駐在員ならこの自腹、超絶理不尽だろう。世の中には買った家売って家族で赴任してきて、帰った時に家を買いなおす家族もあるみたいだが、不動産仲介手数料何度も払って、家具も買いなおして、子供の学校も変わって、本当に駐在員制度は負担が大きい。人生狂ってしまいかねない。金の問題じゃないので、全額経費で賄われたとしてももう二度とやりたくない。

 契約手続きに際して重要事項説明があった。最近オンラインでも出来るように規制が整備されたらしい。これまでの話でコーギーOKの言質こそ取ったが契約書補足資料には「犬8kgまで」と記載がある。うちの犬倍ありますけど大丈夫ですかと聞いたら、8kgと書いてくれとのこと。それって告知義務違反に当たらないのか気になるところだが、今は自分たちが無事定住拠点を見つけるほうが重要である。飼い犬の写真を提出しなければならないので小さめに映るアングルで真正面から写真載せておく。無事契約できた。契約した後の安堵感といったらない。

(後日談だが、隣の家は無駄吠えが激しいプードルを飼っていて私たちがベランダに出るとめちゃくちゃ吠えてくるし、その隣は見た目が全く同じプードルを2匹飼っている。全部告知義務違反なのでもはやうちだけではないと開き直っている。)

家の契約が終わって次は家具と家電の手配である。ニトリとビックカメラのオンラインショッピングサイトでベトナムから注文を行うことにする。現物は見れないのだがホーチミン市内の家電量販店に行って同じようなスペック寸法の類似品を見て参考にした。ものすごいオムニチャネルである。全く購買情報がリンクしていない。

不動産の営業員に頼んで、家の寸法を隅から隅まで測ってもらって、等倍縮小しExcelで図面を作り、同じ等倍で各購入予定家財の2Dオブジェクトを入れ込んで配置図を作成し、テーブルが大きすぎないかとかスペースが十分あるかとか間取り上のシミュレーションを行った。

ところがシミュレーション確認後にいざ購入しようと思ったら、ベトナムからのアクセスはサイバーアタックとみなされてカード決済できない。なにか方法はないかと考えた末、自分の全ITリテラシーを動員してVPN接続かます裏技を思い付き、無事決済完了した。自分まじで有能すぎると思った。カード債務残高がどんどん膨らんでいったが、利用上限が結構あってそこで困ることはなかった。過労の末に得たこの与信に万歳。

 

飼い犬の渡航準備の巻:

ベトナムで買ったコーギーを日本に連れていくために、犬の輸出入申請を用意しなければならない。マイクロチップを装填して狂犬病ワクチンを2回うち、血液検査で抗体値証明をもらってから、ベトナムと日本の動物検疫所に輸出入の申請をする。

日本の動物検疫所はNACCSというシステムを持っていて、そこで一連の申請を行う。犬の犬種や誕生日、マイクロチップ番号、ワクチン接種履歴、入国予定日とフライト番号などを登録して申請すると、先方で確認して受理してくれる。賄賂払わなくても申請受理してくれるなんてなんて出来た国なんだと本気で思った。

NACCSに初めてアクセスしたときに、入国日とフライト番号申請が必要であることに気付き、航空便チケット手配を先に行うことになる。

国際線での犬の輸送についてJALに電話すると、人間のほうのチケットを先にとってからでないとケージスペースを予約できないとのことだった。しかしチケットを取ってからケージスペースが空いていなかったらチケット変更が必要とのことで、その手落ち感はなんだと思った。でいざチケット予約して犬運搬予約しようと思ったら、ケージの大きさを報告しないといけないとのことで、今度はケージを買いに行った。

血液検査をしてもらった近くの動物病院に行ったら、ケージを手配出来るとのこと。しかし実際に彼らが手配したケージは明らかにうちの犬には大きすぎて、かつあとから調べたら市場価格より1万円も上乗せしていた。コロナ禍でオンラインショッピングも届かないリスクがあり、現物確保できるタイミングで確保していかないといつまでも入手できないリスクがあり、しょうがなく購入した。これに限らずコロナ禍でのぼったくりがいちいちすごい。もちろん自分の負担になるので、好き好んでベトナムに来てない駐在員なんかやりきれない思いかもしれない。

ケージも購入出来て、JALでケージスペースの予約もとり、Naccsに戻ってきて申請手続き完了する。

申請手続きは2つに分かれていて、輸入申請と検査申請がある。輸入申請が受理されれば到着空港での検査申請が可能になる。とはいえ申請手順に若干わかりにくいところがあり、入国時の空港(羽田)の検疫所にメールで問い合わせたりしたのだが、レスポンスも早くてすごく丁寧に対応してもらえた。添付の資料を隅から隅まで読んでいて、こちらの入力ミスを片っ端から指摘してくれた。人によってはわかりにくい、お役所仕事と揶揄するかもしれないが、賄賂渡しても動かない、間違ったことを平気で言ってくるベトナムの公安や役所に比べればよっぽど天国である、というか比較すら出来ない。

日本側への輸入申請が終わり、出国前診断の準備のために動物病院に見積を取り始める。血液検査した近くの病院は10万円、7区の日系は3万円だった。なぜこんなに差があるかというと、10万円のほうはロックダウンで私たちが移動できないのを見越して足元を見ているわけである。もちろん10万円のほうは選ばないが、こんな料金提示される時点で相当舐められていて、気分のいいものではない。日本だったら口コミであっという間に淘汰されるだろうし、実際こいつらも淘汰されてほしい。

結局7区の日系で2万円で手配出来た。NACCSの申請を自分でやったので、その分が減額となった。10万円の値付けが更に意味不明である。犬のための一連の準備はマイクロチップ装填から出国まで20万円くらいした。軽いノリで決断したことへの負債精算が続く。とりあえずやってみる、いいと思うけど、将来(娘)のために反省文は残しておきたい。

12月くらいにオミクロン株が広がり始めて、日本への入国制限が始まった。外国人は特例を除いて入国禁止、JAL便も減便されて、フライト日の変更依頼が来た。ケージスペースの予約も併せて変更する。無事に帰れるのか不安しかない。

 

ビザ申請の巻:

在留カード、在留資格証明書、入国査証の関係性がよくわからず領事館や入国管理局に問い合わせ、結果として「日本人配偶者としての入国ビザ」で入国し在留カードを取得できることがわかった。

しかしそのために準備しなければならない書類が多くて、本社から帰任命令取り寄せたり、戸籍謄本を取り寄せたり、ベトナムでの住居証明を公安から発行してもらったりしなければならなかった。

日本側から発行してもらう書類は時間こそかかったが難なく揃った。先にPDFコピーを送って申請内容の確認をしてもらって、申請内容間違いのために発行不可ということがないように入念に準備した。ところがベトナム公安発行の住居証明がなかなか進まない。一つ指摘→持っていく→別のところ指摘→持っていく→資料足りない→持って行く→手書きで出せ→・・・という風に、4回5回持って行ってもあれが違うこれが違うと返却され、根負けして賄賂払わせる負のルーティーンに巻き込まれてしまった。ちなみに住居証明は私たちが単独で対応出来るものではなくマンションのオーナーが公安に申請に行かなければならない。マンションのオーナーはカントー在住で公安からの差戻の度、毎回飛行機でホーチミン市へ渡航してもらわなければならなかった。なおそのオーナーは元カントーの公安で、この書類申請は現役公安vs元公安の構図を呈していたがついに根負けしてついに現役公安に賄賂を払っていた。しかし賄賂を払っても、どこどこの情報を確認するためにどこどこへ確認しないといけない、と再度申請が処理されず、出国予定日が迫ってきた中ついに私は領事館に「Thao dienの公安に嫌がらせされているから一通入れてくれ」とチクった。そしてたまたまだと思うけど2日後住居証明を手に入れた。それをもって出国1ヶ月前にやっとビザ申請が出来、テトをまたいで無事ビザを入手できた。外国人入国制限中で正直ビザがとれるのか確信がなかったが、「日本人の配偶者枠」はやはり特例扱いということでで事なきを得た。一連のやりとりを見た旦那さんは日本人への帰化を考えるようになった。

 

自分と犬の出国・日本入国の巻:

今回日本への入国は、「私・犬」と「夫・子」で日にちを2日開けて別々に渡航することにした。

まず私と犬が帰国し、手配したハイヤーに乗って途中新居の鍵を受け取って新居に入居し、同日から配送される家具家電を配置し新居を住める状態にする。2日後に夫と子供が渡航し、手配したハイヤーに乗って新居へ直行する。リアル30分刻みのスケジュールで、フライトが遅延したり自分がPCRで陽性になったら全て変更をかけなければならない、リスキーな計画だったがこれしか方法がなかった。結果的に陰性証明出来て搭乗できたのだが、コロナで発現したリスクを全て背負って綱渡りしなければならない駐在員というポジションは分が悪すぎると心から思った。何回も言っているがもう二度と駐在員はやらない。

犬の輸出入書類は出国前に、ベトナム側の空港の動物検疫から裏書というサインをもらわなければならないのだが、これがなかなか進まない。動物病院で提出した書類が最新版ではなく情報が先祖返りして、提出が遅れたようだ。私に2万円請求してきたが私にも校正代金払ってほしい。これがないと出国出来ないので相当に圧力をかけて、出校日の午前中にやっと入手できた。ふざけている。

深夜便での移動であったので、夜9時くらいにタクシーで空港へ移動した。義母が子供を見ていてくれたので、私と旦那さんで隠れて荷物と犬をタクシーに詰め込み、空港まで送ってもらった。空港でもJALのカウンターで、荷物は2個以上遅れないだとか、犬はケージスペースの予約が必要だとか、先方の勘違いと情報未連携による多少の混乱があったが、いちいちねじ伏せて無事登場して日本に入国することが出来た。日本に入国してからは全てががスムーズにいった。全て時間通り、計画通り、1つもイレギュラーなことが起きなかった。

 

夫と子の出国・日本の入国の巻:

私の帰国後2日後、今度は旦那さんと子がいよいよベトナム出国・日本入国である。

同じ深夜便だったのだが、搭乗2時間半前、ベトナム夜9時、日本11時になって、4歳児もPCR検査結果が必要だと旦那さんから連絡がきた。いやいや、外務省の案内に「未就学児は同行する親が陰性証明書を保持していれば要らない」と書いてあるし、念には念をで厚生労働省新型コロナウイルス感染症相談窓口に3日前に確認して不要だと念押ししてもらったばかり。JALにこの公開通知読んでくれと返事したが、JALカウンターの担当はガンとして譲らない、「ベトナムでは幼児にPCR できるからこれは当てはまらない」とのこと。いやいや、独自の解釈すんなよ。この通知は”各国でPCR 出来るかどうかの条件分岐”をつけてないだろ。ビデオコールで私が直接説明しても、JAL側は頑として譲らない。自分はそんなこと聞いていないとつっぱねる。全員にPCRが必要だというエビデンス出せと言っても、「自分たちはそう聞いた、例外はない」の1点張り。エビデンスもないくせによくそんなこと言えるなアホか思う。埒が明かないので日本人のマネージャに代わってくれと言っても、自分が担当だと譲らない。今日に限っていつもの舘ひろし似の日本人営業員がいないらしい。いつもタンソンニャット空港のJALカウンターに立っているのだが。

JALのお客様窓口は既に深夜で閉まっていて、どこにも問合せができなかった。搭乗時間が迫っているためかオンラインでチケットキャンセル・変更も出来ず、もう仕方がないから一旦帰って、翌日JALに電話してクレーム入れ、チケット変更して子供のPCRして出直そうとなった。あとで責任逃れしないように旦那さんに担当スタッフのIDカードを写真撮らせておいた。今に見てろよ。

ところが旦那さんたちが帰ろうとしていた矢先、日本語が出来るスタッフが来て、「PCRが出来ない理由がある場合はPCR不要」と言い出した。さっきカウンターのスタッフが「例外はない」と言ってたことと既に違う。「PCRが出来ない理由がある場合はPCR不要」も公開通知書はないらしい。いやいや、「聞いた」で運用まわしているのやばいでしょう。

そのスタッフが「娘さんはPCR出来ない理由はありますか?」と私に聞いてきたので、「そんなのない、でも外務省の文書に不要だと書いてある。それなのにあなた方が証拠もない理由つきつけて今晩私の夫を搭乗させないなら、私は明日外務省と厚生労働省に再確認とってJAL日本本店に電話をして、クレームを入れてチケットを変更します!!それ以上の話はないです!」と怒鳴って電話は終わった。怒りで震えた。ベトナム人が怒った時よくやるように、相手の話に完全被せる形で大声で怒鳴って電話を切った。翌日到着時のお迎えハイヤーを予約していたので、そのハイヤー会社に「明日到着出来ないから、金は払うから別日でまた予約いれます」とメールした。怒りで手が震えてタイプミスする。並行して旦那さんに「あいつら5倍返しにしてやる」とチャットしてたら、なんと旦那さんから「乗れることになった」と連絡がきた。フライト時刻30分前で、急いで搭乗口に向かわなければならないとのことで、「あとで説明する」と言い残して搭乗してしまった。

例外で乗せるのか?間違ってたのか?例外もダメだしミスしてたなら謝れよ!正々堂々と戦おうじゃないの。

後日談として、私は事の流れを丁寧にJALにクレームした。JALからは謝罪のメールが来た。「日本へ入国する渡航者全員PCR陰性証明必須」とまた言い訳がましく書いてきたが、だからそれが例外ありなんだってというところがわからないようで、結局平行線に終わった。結局日本政府がグレーな通知出しているのがそもそも悪い。全員PCRか5歳以下は不要か明確に書くべきである。規制なのに”Nice to have”とか一番混乱を招いてタチが悪い。スッキリ終わらないがこれ以上やってもしょうがない、あとはJALベトナムで適当な情報をさも真実のように伝えた担当者を処分してくれればいい。これも含め出国前1か月、ベトナムの嫌なところすべてを煮詰めたようなドタバタがあって、ある意味心残りなくベトナムを去ることが出来た。

夫と子供は無事日本に入国し、やはり私と同じように計画通りに新居に到着した。「帰任」という名の完全な脱出劇であった。

 

 - ベトナムをゆく

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