2021テト ダクノン山アタック Day3
大晦日。
朝インスタント麺に挽肉と野菜を乗せて食べたあと、夜の忘年会の準備のため市場に野菜を買いに行った。途中派手なメタリックグリーンのベンツがあって、なんで家はあんなボロいのにあんな派手なベンツを買えるのかと旦那さんに聞いたら、多分土地を売ったからだのとことだ。ここらの土地も結構良い値段するらしい。旦那さん名義の土地はまだ全然はした金だけど、義父の土地は結構高値つくらしい。旦那さんが相続したら売り捌いてビンズオンに土地買わせたい。私はダラットに土地買って家建てようと思ってたのだけど、ダラットでいろいろひどい目にあって熱が冷めて、最近の推しはもっぱらビンズオンである。
娘はなんでか知らないがかなりの女優で、マーケットに着くとおばあちゃん(義母)にかけよってだっこされみんなに愛想を振りまいている。3歳のくせになかなかあざとい。けどこんな天使を産んだ私の株まで上がるのでありがたい。
お昼は私と旦那さんがかぼちゃとスペアリブのスープを作り、スペアリブの甘辛煮を作って、庭からかぼちゃの花をとってきてにんにくで炒めて食べた。
昼食後忘年会の食事の用意が始まる。
春巻とボーラーロットを巻きまくる。ボーラーロットとは牛ひき肉をハイゴショウというゴマの葉みたいな葉っぱで巻いて焼いて食べる串料理で、このハイゴショウが神社みたいなにおいがして、なかなか癖になる料理である。
今年はコロナでホーチミン市からみんな帰省できなくて静かな正月になりそうだとのことだった。それにコロナで収入が少なくて、派手に宴会も出来なくなった人が多い。義母は毎年バンテトを仕込んでいたが今年は帰省客が少なくて地元民しかいないので、バンテトはお隣からもらってきて自分で仕込んではいなかった。バンテトが風物詩なのになかなか寂しい。寂しいと言うわりには仕込み手伝ったこととかないんだけど。
4時くらいになるとちらほらと人が集まってきて、6時くらいには忘年会が始まった。いつも見る近所の親戚の顔ぶれだけで、割と静かな忘年会だった。いつもの顔ぶれなので2時間くらいでお開きになった。義父がおもむろに道で枯れ木などを燃やし始めた。近所の人たちも道に出てきて枯れ木を燃やしている。大晦日の風物詩的なものらしい。どこかでカラオケをやっているらしく、夜のスキー場のように音響がこだまで響いてくる。満点の星空で皆が空を見上げている。私はレーシックをしたので二等星までしか見えないけど。
娘はおじいちゃんおばあちゃんを独り占めしてとても楽しそうだ。うちのコーギーもなぜか丁重に扱われておこぼれを沢山もらって、野山を駆け回ってとても楽しそうだ。
とても静かな大晦日だった。
忙しくなるのは明日からだろうか。
日にちが切り替わる時沢山の爆竹が上がった。