ノトニクル

ノトがベトナムのどこかをうろつきます。

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ベトナムで犬を買った話

      2020/01/11

ベトナムで犬を飼った話 先日ついに犬を迎えた。犬種はコーギー。 多分純コーギーなのだけど、母子手帳みたいな紙手帳にコーギーと書いてあるだけで、なんなら綴りも間違ってたり。価格は4万円くらいで、高いのかわからなかったけれど、日本だと10万円以上はするらしいですね。

ある日Cho tot(英語訳Good market)というローカルのメルカリみたいなサイトで見つけて実店舗に見に行った。ベトナムにはあんまりペットショップは見かけないのだけど、私が行ったところは一応ちゃんとしたペットショップだった。ゲージが4つくらいあって、3つのケージがコーギーとパグで埋まっていた。コーギーはたぶん兄弟だった。糞は頻繁に清掃していないみたいで、ゲージの中に結構溜まっていた。でも子犬まで糞まみれというわけではなかった。本当は大型犬が欲しかったのだが、可愛くてアイフルのCMより早く即買いした。その中から女の子を―うちの犬―迎えた。名前はココちゃん、ココナッツみたいなカラーだから。

ココちゃんを迎える前、ゴールデンレトリバーの子犬を見に行ってみたことがあった。そのお店もCho totで見つけた。火災が来たら逃げれないタイプの細ーい裏通りに入って行って、縦に細長い一軒家の3階で5匹くらいのゴールデンのオスの子犬が売られていた。隣の部屋にはママ犬がいて、お客さんに会いたくてドーンドーンと壁にタックルしていた。全然ペットショップではなくて、家もゴールデンを買うような間取りでは全然なくて、ママ犬は6畳くらいの部屋に閉じ込められていた。犬は可愛かったけれどそのディーラーから買うのが嫌で、買い控えていたところからの今回のココちゃんだった。

さてご存知の通りベトナムにおける犬はもともとは食べ物である。今の若い人は犬はあまり食べないみたいだけど、年配者はまだ食べるらしい。ハノイのほうで犬鍋の看板をたくさん見た。今日のニュースでも台湾でベトナム人留学生が寮の犬食べてしまって逮捕されたというニュースが出ていた。噂で聞いた話では、街中で散歩すると”タモ”で犬をさらわれて、犬肉専門店に売られてしまうらしい。確かに野良犬はいない。みんな食われたのだろうか。

買ってから気づいたのだがコーギーはもともと牧羊犬だから運動量が多い犬で、きちんと毎日2回散歩に(しかも結構しっかり、1時間ずつ)行かないと吠えまくる。結構むっちりしている体型だけど、あれほとんど筋肉で、まぁ良くそんなに走りまくるよなと思うくらい、ポンポン芝生の上を弾け飛んでいく。私は散歩のためにわざわざ運動靴を買った。そして関係ないけど、コーギー見てると運動しても(見た目)痩せない人ってやっぱいるよなって思う。

あとこれも買ってから気づいたのだけど、コーギーって尻尾がないので(厳密には生まれてすぐ切られることが多いので)、犬の最大の感情表現である尻尾フリフリが見れない。残念です。なんで尻尾を切ってしまうんでしょうね。

客先で犬を買ったという話をしたら、男子を雇ったのか?と聞かれた。意味が分からないでいると、以前私がその客先の若手男子を犬と呼んでいたから(本人が自称“ノトさんの犬”と言ってただけなんだけど。間違ってはないんだけど)、ノトさんが言う“犬”=若手男子という構造になったらしい。ひどい話である。あの犬のせいでもらい事故が過ぎる。

話それたけど本当に犬を買いました。男子じゃなく。

 - ベトナムをゆく

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